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   <title>旅日記.com</title>
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   <updated>2008-01-19T16:24:51Z</updated>
   <subtitle>「青年達は旅に出る」 そんな彼らの旅日記。ヒッチハイクの旅、軽トラックによる日本一周など</subtitle>
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   <title>トルコの旅　写真</title>
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   <published>2008-01-12T12:42:48Z</published>
   <updated>2008-01-19T16:24:51Z</updated>
   
   <summary>社会人三年目の夏休み。 2007年の今年の夏休みも有休を一日重ね、10日間程のト...</summary>
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      <name>まーぼー</name>
      
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      <![CDATA[<p>社会人三年目の夏休み。</p>

<p>2007年の今年の夏休みも有休を一日重ね、10日間程のトルコの旅に出た。</p>


<p>イスタンブールのブルーモスク。
<img alt="img109.jpg" src="http://tabinikki.com/img109.jpg" width="500" height="350" />


<p>イスタンブール近くの大衆食堂にて。トルコの飯はなかなかいける。
<img alt="img111.jpg" src="http://tabinikki.com/img111.jpg" width="500" height="350" />

<p>世界遺産にもなっている奇岩地帯のカッパドキア。
<img alt="img112.jpg" src="http://tabinikki.com/img112.jpg" width="500" height="350" />

<p>カッパドキアの宿近くにて景色を見ていると、3人の子供が遊んでいたので写真を撮らせてもらった。
<img alt="img115.jpg" src="http://tabinikki.com/img115.jpg" width="500" height="350" />

<p>カッパドキアではケーブホテル＜洞窟ホテル＞に泊まった。部屋の中は非常に涼しく快適だった。
<img alt="img116.jpg" src="http://tabinikki.com/img116.jpg" width="500" height="350" />

<p>こちらも世界遺産のパムカッレ。雪のようにみえるが石灰でできた山で、段々畑のようになっている場所もあり石灰棚と呼ばれている。 
<img alt="img117.jpg" src="http://tabinikki.com/img117.jpg" width="500" height="350"/>

<p>パムッカレから見た夕日。夕日が石灰棚の間の水たまりに映りこみに綺麗だった。
<img alt="img119.jpg" src="http://tabinikki.com/img119.jpg" width="500" height="350" />

<p>本場のトルコアイスはやっぱり美味しかった。
<img alt="img120.jpg" src="http://tabinikki.com/img120.jpg" width="350" height="500" />



<p>【夜行列車の社内にて】
<p>おばあちゃんがケバブを巻いたパンをニコニコして渡してきた。3歳くらいの大きな目のかわいい女の子、そのお母さん、おじいちゃんもニコニコして僕と一緒に軽食を取っている。 </p>

<p>そこはトルコ、パムッカレの近くの都市から、イスタンブールに行く寝台列車の一室。 </p>
<p>太陽が真っ赤な色で地平線に沈む時間帯。 </p>

<p>僕はトルコ人のある家族と一緒の部屋の寝台列車に乗っていた。2段ベットの２つある部屋だ。 </p>

<p>英語が話せない彼らだが、身振り手振りで何とかコミュニケーションを取ってくれる。 </p>

<p>おばあちゃんはひまわりの種に始まり、ナッツ、トマト、パン、チョコ、ケバブと次々と出してくれる。次々と食べ物を出してくれる、もう死んでしまった自分のばあちゃんを思い出し、少し切なったのを覚えている。 </p>
<p>少し驚いたのが、皮を剥いて渡してくれるずん胴きゅうり。みずみずしくて美味しいが、一本食べ終わると、ニコニコしながらもう一本僕に手渡してくる。僕も笑いながらずん胴きゅうりを受け取り、河童ばりにポリポリきゅうりを食べる。 </p>

<p>きゅうりを食べながら外を見てみると、草原には羊を率いて歩いているおじさんが手を振ってくる。 
車内には夕方というのにもうビールを飲み始めてるトルコ人達。 </p>

<p>夜は2段ベットの上を使わしてもらい、 列車の窓から空を見ていると流れ星を何回も見れた。 </p>


<p>列車での移動は本当に気分がいい。 </p>


<p>来年はどこにいこうかな。

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   <title>ミャンマーの旅　写真</title>
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   <published>2007-11-11T01:30:45Z</published>
   <updated>2007-11-11T13:50:08Z</updated>
   
   <summary>社会人二年目の夏休み。 この年も有休を重ねて10日間程のミャンマー旅行に出た。 ...</summary>
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      <name>まーぼー</name>
      
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://tabinikki.com/">
      <![CDATA[<p>社会人二年目の夏休み。<p>
<p>この年も有休を重ねて10日間程のミャンマー旅行に出た。

<p>ヤンゴンにて僧侶に寺を案内してもらう。この僧侶達は無事にしているだろうか。
<img alt="img095.jpg" src="http://tabinikki.com/img095.jpg" width="500" height="750" />

<p>寺の中には多くの人が祈りにきている。
<img alt="img096.jpg" src="http://tabinikki.com/img096.jpg" width="750" height="500" />

<p>ミャンマーの遺跡群パガンにて。大雨が降った後の虹。
<img alt="img094.jpg" src="http://tabinikki.com/img094.jpg" width="750" height="350" />

<p>バガンの遺跡に登っての一枚。
<img alt="img091.jpg" src="http://tabinikki.com/img091.jpg" width="750" height="500" />

<p>バガン内部の壁画と少年。
<img alt="img092.jpg" src="http://tabinikki.com/img092.jpg" width="500" height="750" />

<p>ひょんなことから村の祭りを見に行く事になった。怪しげな音楽にあわせて剣を振り、金を投げて踊るオカマっぽいおじさん。
<img alt="img088.jpg" src="http://tabinikki.com/img088.jpg" width="750" height="500" />


<p>パガンの中にこのような白い城のような綺麗なものもあった。
<img alt="img089.jpg" src="http://tabinikki.com/img089.jpg" width="500" height="750" />

<p>ミャンマーの子供。 
呪怨君みたいに顔を白くしてるのは、 
ミャンマーの女の人がよくしている日焼け止めみたいなものらしい。
<img alt="203575796_66s.jpg" src="http://tabinikki.com/203575796_66s.jpg" width="100" height="130" />


【ミャンマー内ある長距離バスにて 】

道路状況が悪い中、夜中にガタガタ道をひた走る1台のバス。 

ミャンマー人、欧米旅行者にまじり、僕もその中で拷問のようなクーラーの寒さと、激しい揺れに苦しまされながらろくに眠る事もできず15時間をかけて移動していた。 

そんな中、ななめ前の席のでミャンマー人の女の人が騒ぎ出した。 
席の上のクーラー兼ライトが突然外れ、コードだけで支えられ宙ぶらりんになり、ゆらゆらバスの振動で揺れている。ミャンマー女性達は何とか直そうとするが、どうもうまくいかない。 
しばらくして、ちょっとふざけた感じのにやけたバスの青年乗組員（私服）が「どれどれ俺が直してやる」という表情でやってきた。 
一応、仮固定用のテープとドライバーを持ってきている。 
顔はにやけているが、直す気はあるらしい。 
まず、その仮固用のテープでクーラー兼ライトを留め、ドライバーでネジを閉めていっているようだが、なかなかうまくいかないようだ。数分悪戦苦闘した後、やっと留める事ができた。 
周りの乗客にも得意げに微笑みかけていたが、突然大きな揺れが来て、その振動でそのクーラー兼ライトは彼の頭に落ちてきた。 
そこで、一笑い起こったのだが、照れ笑いしながらライトのコードごと取り除く作業をしていた青年の頭には仮固定の黄色いテープがちょんまげのようにのっかっている。 

まるで、コントだ。 

隣のミャンマー人とも笑いを抑えきれず、顔を見合わせて笑っていると、その青年は頭に黄色いテープが付いている事に気付かずに、最後まで照れ笑いしながら、クーラー兼ライトを取り除き運転席の隣に戻っていった。 

このゆるい感じ。 

こんな変な事は発展途上国を旅行をしていると良くある。 
まあ、僕が言いたいのは、ミャンマーもこの例にもれず素晴らしい笑顔の国だったという事。世界三大仏教遺跡は伊達じゃなかった。 
今までで一番の後進国だったかな。何てったって遺跡巡りは馬車だったから。のんびりしてていいとこだった。 

バガンを廻った馬車引きの青年に、朝日を見に連れて行ってもらった時、朝日を見ながら彼は話しをしてくれた。「政府が代わってから、税金が上がり、物価があがりみんな苦しい生活をしている。この政府がかわらなければ、みんな不幸せになってしまう。この話も街中では話す事もできないんだ。軍隊がどこにいるかわからないから気をつけなよ。」</p>
<p>ミャンマーに行ったのは2006年夏だった。現在のミャンマーの混乱は、既にミャンマー人達は予期していたのかもしれない。





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   <title>ベトナムの旅　写真</title>
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   <published>2007-06-17T04:14:44Z</published>
   <updated>2007-11-11T01:30:41Z</updated>
   
   <summary>社会人一年目の夏休み。 有休を重ねて10日間程のベトナム旅行に出た。 屋台でフォ...</summary>
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      <name>まーぼー</name>
      
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         <category term="ベトナムの旅" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://tabinikki.com/">
      <![CDATA[<p>社会人一年目の夏休み。<p>
<p>有休を重ねて10日間程のベトナム旅行に出た。

<p>屋台でフォーを食べてると隣に優しそうなおばちゃんが座った。
<img alt="img100.jpg" src="http://tabinikki.com/img100.jpg" width="750" height="500" />

<p>ベトナムの原チャリの量は半端ではない。慣れてくるとこの量の原チャリをすり抜けて、道路を渡れるようになる。
<img alt="img107.jpg" src="http://tabinikki.com/img107.jpg" width="750" height="500" />


<p>メコンデルタのある島にいた子供。ピアスをしていてとてもかわいらしかった。
<img alt="img102.jpg" src="http://tabinikki.com/img102.jpg" width="750" height="500" />

<p>メコン川の水上マーケットでは色々なものが売られている。この船はパイナップル。旗の代わりにパイナップルの飾りがついている。
<img alt="img105.jpg" src="http://tabinikki.com/img105.jpg" width="500" height="750" /%3]]>
      
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   <title>四国一周ヒッチハイク　写真</title>
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   <published>2007-06-16T01:56:39Z</published>
   <updated>2007-06-17T07:31:00Z</updated>
   
   <summary>2005年、春休み。就職前の最後の学生休み。 旅を好きになるきっかけになった、ヒ...</summary>
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      <name>まーぼー</name>
      
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         <category term="四国一周ヒッチハイク" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://tabinikki.com/">
      <![CDATA[<p>2005年、春休み。就職前の最後の学生休み。

<p>旅を好きになるきっかけになった、ヒッチハイクの旅をすることにした。</p>

<p>九州、北海道とヒッチハイクで廻ったので、行き先はまだ行った事のなかった四国に決め、
四国までは東京から徳島まで船で行き、久しぶりのヒッチハイクを開始。

<p>高知にて坂本竜馬の石像前で一枚。
<img alt="img080.jpg" src="http://tabinikki.com/img080.jpg" width="500" height="750" />

<p>四万十川の橋は洪水になっても流されないように、橋の横には何もついていない。
<img alt="img083.jpg" src="http://tabinikki.com/img083.jpg" width="750" height="500" />

<p>断崖絶壁にて小便をし続ける小便小僧。
<img alt="img087.jpg" src="http://tabinikki.com/img087.jpg" width="500" height="750" />

<p>ついついこういう事をやってしまう。。。
<img alt="img085.jpg" src="http://tabinikki.com/img085.jpg" width="750" height="500" />

<p>道後温泉はお休み部屋があり、お茶と和菓子を出してくれる。ほっ。
<img alt="img082.jpg" src="http://tabinikki.com/img082.jpg" width="750" height="500" />


<p>この四国の旅でも多くの人たちにお世話になった。ヒッチハイクの旅もこれで終わりだろうか。


<p>この旅の後、僕は社会人生活が始まった。学生の時に旅そした事で、今もある目標を持ちながら何とか社会生活を奮闘している。

<p>僕は懲りずに、社会人1年目の夏休みはベトナム、2年目の夏休みはミャンマーに行った。旅行期間は10日間程と少なくなってしまった。今年3年目の夏休みはトルコに行く予定である。こんなに楽しい事はやめられない。まだまだ行きたいところは多い。


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   <title>タイ・カンボジア・ラオスの旅　写真</title>
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   <published>2007-05-03T09:29:09Z</published>
   <updated>2007-06-17T07:30:38Z</updated>
   
   <summary>２００４年夏休み、この年の春に無事就職活動を終え、僕は１ヶ月の東南アジアの旅に出...</summary>
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      <name>まーぼー</name>
      
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://tabinikki.com/">
      <![CDATA[<p>２００４年夏休み、この年の春に無事就職活動を終え、僕は１ヶ月の東南アジアの旅に出た。

<p>タイのお坊さんとおしゃべり。
<img alt="img047.jpg" src="http://tabinikki.com/img047.jpg" width="450" height="300" />

<p>タイからカンボジアのアンコールワットへバスで移動中、木につけてある赤いドクロマークを見つける。それは地雷が除去されていない危険地帯を示すマークだった。しかし、そんなところにも普通に家が建っている。カンボジアではところどころでこのマークを見た。
<img alt="img050.jpg" src="http://tabinikki.com/img050.jpg" width="450" height="300" />

<p>カンボジアの赤土を移動中、ある小さな村で休憩。物売りの子供たちと一枚。
<img alt="img051.jpg" src="http://tabinikki.com/img051.jpg" width="300" height="450" />

<p>川を桶で器用に移動する少年。寄ってきては金をねだる。
<img alt="img052.jpg" src="http://tabinikki.com/img052.jpg" width="450" height="300" />

<p>アンコールワットにて。
<img alt="img054.jpg" src="http://tabinikki.com/img054.jpg" width="450" height="300 />

<p>石造の頭は全て盗まれてしまっている。戦争中に破壊されているものも多いとの事。
<img alt="img055.jpg" src="http://tabinikki.com/img055.jpg" width="450" height="300" />

<p>遺跡の中には子供がいて、線香をもらい供えてしまうとお金をねだられる。カンボジアの子供は栄養が取れていないためか背が小さい子が多い。
<img alt="img057.jpg" src="http://tabinikki.com/img057.jpg" width="450" height="300" />

<p>遺跡を侵食する大木。
<img alt="img058.jpg" src="http://tabinikki.com/img058.jpg" width="300" height="450" />

<p>アンコールワットの遺跡群は点在しているため、バイク二人のりで案内してもらう。
<img alt="img059.jpg" src="http://tabinikki.com/img059.jpg" width="450" height="300" />

<p>アンコールワットでペットボトルを集めて生活の足しにする少年。
<img alt="img060.jpg" src="http://tabinikki.com/img060.jpg" width="450" height="300" />

<p>ある遺跡にて日本語を勉強しているカンボジア人学生と意気投合。次に日はみんなで集まり自転車で湖までサイクリングをした。
<img alt="img061.jpg" src="http://tabinikki.com/img061.jpg" width="450" height="300" />

<p>タイ、チェンマイにて2泊3日のトレッキングツアーに参加。お決まりの象にも乗る。ゆれるゆれる。
<img alt="img063.jpg" src="http://tabinikki.com/img063.jpg" width="450" height="300" />

<p>トレッキングツアーも終わり、チェンマイの街に戻りお疲れ様会。
<img alt="img066.jpg" src="http://tabinikki.com/img066.jpg" width="450" height="300" />

<p>タイからラオスの世界遺産の街ルアンパバーンまでは、時速100Km以上の屋根なしスピードボートで爆音をたてながら約6時間乗っていった。船は動く隙間もない。安全のためヘルメットをしなければいけなかったが、落ちたらただではすまないスピードだった。
<img alt="img067.jpg" src="http://tabinikki.com/img067.jpg" width="450" height="300" />

<p>ラオスはまさに熱帯。裕福な国とはいえないが物乞いがいない。その後、ラオスは食料は豊富な国で貧しくても自給自足をできる人が多い事を知った。みんな心も豊かな感じがあり、気さくに挨拶、笑顔をしてくれる人が多かった。何か心に余裕を持っているという雰囲気があった。
<img alt="img068.jpg" src="http://tabinikki.com/img068.jpg" width="450" height="300" />

<p>旅行中のラオス人大学生達と同じ宿で仲良くなり、次の日は一緒に観光をした。
左端の太っちょな男とは別日に違う都市でも会い酒を飲んだ。
<img alt="img069.jpg" src="http://tabinikki.com/img069.jpg" width="450" height="300" />

<p>ラオスは山岳地帯が多い。宿の屋上からは朝靄がかかった幻想的な山々が見えた。
<img alt="img073.jpg" src="http://tabinikki.com/img073.jpg" width="450" height="300" />

<p>僕のお気に入り。夜行列車に乗り朝日を見る。
<img alt="img076.jpg" src="http://tabinikki.com/img076.jpg" width="450" height="300" />


<p>1ヶ月の東南アジアの旅を無事終える事ができた。</p>





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   <title>アメリカ往復横断長距離バスの旅　　写真</title>
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   <published>2007-04-29T03:57:10Z</published>
   <updated>2007-06-17T07:30:14Z</updated>
   
   <summary>2003年夏。 僕は初の海外ひとり旅にアメリカを選んだ。 どうせ行くならトコトン...</summary>
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      <name>まーぼー</name>
      
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://tabinikki.com/">
      <![CDATA[2003年夏。</p>
<p>僕は初の海外ひとり旅にアメリカを選んだ。</p>

<p>どうせ行くならトコトン色んなところを見てみたい。</p>
<p>僕は25日間の長距離バス＜グレイハウンドバス＞の乗り放題チケットを買い、
L.A.から始まるアメリカ大陸往復横断の旅に出た。

<p>訪問主要都市としては、ロサンゼルス、フェニックス（グランドキャニオン）、エルパソ＋メキシコ国境都市、サンアントニオ、ダラス、ニューオリンズ、ソルトレークシティ、ラスベガス、サンフランシスコなど。
一ヶ月をかけて廻った。

<p>グランドキャニオンから見た夕日は絶景だった。
<img alt="img026.jpg" src="http://tabinikki.com/img026.jpg" width="450" height="300" />

<p>ジャズ発祥の地ニューオリンズにて生ライブを聞く。
<img alt="img028.jpg" src="http://tabinikki.com/img028.jpg" width="450" height="300" />

<p>メキシコ国境の都市エルパソのユースホステルのおっちゃんと意気投合。
<img alt="img033.jpg" src="http://tabinikki.com/img033.jpg" width="450" height="300" />

<p>アメリカから少しメキシコに入るといかにもメキシコ人という人たちがブリトー、タコスを作っている。
<img alt="img037.jpg" src="http://tabinikki.com/img037.jpg" width="450" height="300" />

<p>ラスベガスのユースホステルにてドイツ人旅行者とビリヤード。一勝二敗の結果に終わった。
<img alt="img038.jpg" src="http://tabinikki.com/img038.jpg" width="450" height="300" />

<p>ラスベガスはそりゃもう光がキラキラで、バブリーなところだった。
<img alt="img040.jpg" src="http://tabinikki.com/img040.jpg" width="300" height="450" />

<p>ソルトレークシティ。美しい教会が多く点在しており、落ち着いたとても綺麗な街。
<img alt="img041.jpg" src="http://tabinikki.com/img041.jpg" width="450" height="300" />

<p>旅行中はパンとピーナッツバター、そしてユースホステルで作るラーメンが僕の常食。
<img alt="img042.jpg" src="http://tabinikki.com/img042.jpg" width="450" height="300" />

<p>ハリウッドにて僕の好きな俳優のニコラス・ケージの足跡を踏み満足の一瞬。
<img alt="img044.jpg" src="http://tabinikki.com/img044.jpg" width="450" height="300" />

<p>この旅から帰って少ししてから、就職活動が始まった。</p>
<p>2004年春休みは、就職活動のため大学生になり初めて家にいた休みであった。</p>
<p>無事就職活動も終わり、僕はこの年2004年夏にタイ・カンボジア・ラオスを巡る旅に出る。
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   <title>北海道一周ヒッチハイク　写真</title>
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   <published>2007-04-28T12:49:22Z</published>
   <updated>2007-06-17T07:29:50Z</updated>
   
   <summary>2002年、夏休み。 この年の春休みに九州一周のヒッチハイクの旅を終えた僕は、 ...</summary>
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      <name>まーぼー</name>
      
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         <category term="北海道一周ヒッチハイク" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://tabinikki.com/">
      <![CDATA[2002年、夏休み。

この年の春休みに九州一周のヒッチハイクの旅を終えた僕は、
その年の夏休みに北海道一周のヒッチハイクの旅に出た。

<p>北海道にてアイスクリームを食べる図。
<img alt="img013.jpg" src="http://tabinikki.com/img013.jpg" width="450" height="300" />

<p>新冠牧場地帯にて泊まるところを紹介してくれたおっちゃん。
<img alt="img014.jpg" src="http://tabinikki.com/img014.jpg" width="450" height="300" />

<p>網走の道の駅にて野宿仲間とパシャリ。
<img alt="img016.jpg" src="http://tabinikki.com/img016.jpg" width="450" height="300" />

<p>ヒッチハイクで乗せてもらったのは同じ大学生。カニの食べ放題で一人２ハイを食べる。
<img alt="img017.jpg" src="http://tabinikki.com/img017.jpg" width="450" height="300" />

<p>名寄の１００万本ひまわり畑。
<img alt="img019.jpg" src="http://tabinikki.com/img019.jpg" width="450" height="300" />

<p>日本一真っ直ぐな道でヒッチハイクをしてみる。
<img alt="img020.jpg" src="http://tabinikki.com/img020.jpg" width="450" height="300" />

</p>
<p>そして、この旅を終え、次の年の２００３年夏。僕はアメリカ往復横断の旅に出る。]]>
      
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   <title>終わりに</title>
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   <published>2007-04-07T10:37:55Z</published>
   <updated>2007-04-07T10:56:27Z</updated>
   
   <summary>約二週間の初めての一人旅が終わった。旅に出ている日々は、休みを家で過ごしていた時...</summary>
   <author>
      <name>まーぼー</name>
      
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         <category term="ヒッチハイクの旅 九州編" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://tabinikki.com/">
      <![CDATA[<p>約二週間の初めての一人旅が終わった。旅に出ている日々は、休みを家で過ごしていた時間よりも、何百倍も濃厚なものだった。詐欺に遭い痛い目を見たが、九州で初めて会った人達から、そんな詐欺にあった事が吹っ飛ぶくらい親切にしてもらえた。このヒッチハイクの旅で、違う年齢の、全く違う道を歩いてきた人達と話をして、多くの時間を一緒に過ごすような旅ができた。旅に出る前と、旅から帰ってきた後では広い視野で物事が見れるようになったのは明らかだった。</p>
<p>大学に入り物足りなさを感じ、僕は旅に出た。もし、違う大学に入っていて、自分にしっくりくるサークルなどに入っていたら、違った大学生らしい生活を送っていたかもしれない。それも、大学生の時にしかできない楽しさのはずだ。僕はこの大学生らしい楽しみを人よりも費やすことができなかったと正直思う。だが、自分では旅の面白さを知った道を歩いて来る事ができて良かったと思っている。この旅も大学生の長い休みがないとできない事であるのは確かだからだ。旅から経験できた事と身についた事は、確実に今の自分に活きている。</p>
<p>旅をして様々な人から影響を受ける事で、就職をして働き始めて二年経った今でも、僕はある夢を持ち続ける事ができている。その夢がある事で、それを達成するために仕事へのモチベーションも維持できている。ぼんやりとしててもいいから、夢を持っているという事はいいと思う。何事も目標があった方がやりがいはあるに違いない。その夢をいつか実現してやろうと思っている。</p>
<p>色々な偶然が重なり今回のような旅ができた。僕はこの九州ヒッチハイクの旅をした後から今までも旅を続けている。北海道、四国をヒッチハイクで廻り、１ヶ月程かけてアメリカを長距離バスで乗り継いで往復横断し、これまた一ヶ月程でタイ、カンボジア、ラオスを廻った。ここまでは学生の時の旅行で、就職してからも、１週間程度と旅行期間は少なくなったが、一年目の夏休みはベトナム、二年目の夏休みはミャンマーに行った。今年三年目の夏休みはトルコに行こうと思っている。これから旅に出てみようと思っている人も、これだけは忘れないで欲しいが、リスクは０ではないということ。旅は何が起こるかわからないのである。でも、旅はいいもんだ。僕はこれからも旅を続けていくと思う。というかこの楽しみを知った僕は旅をやめる事ができないというのが正直なとこかな。</p>
<p>僕はこの旅の楽しさを知ってよかったと信じている。
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   <title>３月１４日　初めての旅終了</title>
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   <published>2007-04-07T09:47:19Z</published>
   <updated>2007-04-07T09:49:47Z</updated>
   
   <summary>携帯のアラームがなる。携帯のアラームを止めようとするが腕が動かない。そして、気が...</summary>
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      <name>まーぼー</name>
      
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         <category term="ヒッチハイクの旅 九州編" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://tabinikki.com/">
      <![CDATA[<p>携帯のアラームがなる。携帯のアラームを止めようとするが腕が動かない。そして、気が付く。そういえば僕は寝袋に包まり、カラオケＢｏｘのソファーで寝ていのだ。</p>
<p>携帯を見ると午前６時５０分。このカラオケオールナイトパックは午前７時までだった。店員の目を気にしながらそそくさとそのカラオケＢｏｘを出て、すぐ近くにあった駅から電車に乗り込んだ。今日のうちに静岡に単身赴任中の親父の住んでいる最寄駅まで着きたかった。</p>
<p>この日は移動の日になった。青春１８切符で電車を一日中乗り継ぎ、今回の旅についてボーっと考えながら、ゆっくりと関東方面へ近づいていった。</p>
<p>午後８時頃にやっと静岡の目的駅に着いた。駅には親父が待っていてくれ、僕を見つけるとホッと安堵の表情を見せた後、ちょっと照れ臭そうな笑顔をした。</p>
<p>この日、僕は親父の家に一泊し、次の日に無事実家の藤沢に帰る事ができた。
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   <title>３月１３日　不倫中の二人がいる車に乗るための条件</title>
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   <published>2007-04-05T15:41:48Z</published>
   <updated>2007-04-05T17:25:15Z</updated>
   
   <summary> Ｈ君に礼を言い、家を出たのは結局１０時頃だった。まずい、少し寝坊をしてしまった...</summary>
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      <name>まーぼー</name>
      
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://tabinikki.com/">
      <![CDATA[</p>
<p>Ｈ君に礼を言い、家を出たのは結局１０時頃だった。まずい、少し寝坊をしてしまった。</p>
<p>箱崎の駅から青春１８切符で電車に乗り込む。久しぶりの電車だ。今日は山口県の日本最大の鍾乳洞秋吉台を目指す。</p>
<p>しかし。。。秋吉台に着いたのは、電車とバスを乗り継ぎ夕方５時頃になった。思った以上に時間がかかってしまった。今日の泊まるところはどうしようという一抹の不安を抱えながらも、とにかく日本一の秋吉台鍾乳洞を見ることにした。</p>
<p>大きく口を開けた洞窟に入ると、そこには苦労して来ただけの甲斐あった風景が広がっていた。こんなものが長い年月を経てできたのかと考えると、僕は地球のすさまじいパワーに圧倒されていた。全長１Ｋｍ程もある秋吉台の鍾乳洞は、その長さを忘れるほど様々な色、形の鍾乳洞があり飽きる事がなく本当に見ごたえがあった。うんうん、来て良かった。しかし、全部見終わる頃には６時頃になっており、空は既に薄暗い。</p>
<p>とりあえず駅に戻るバス停に行くと、何ともう既にバスの最終便は終わっていた（午後６時頃。何でこんなに早く最終便が終わってしまうのか。）。どうしよう。ふとバス停のそばで井戸端会議をしているおばちゃん、おじちゃん集団がいた。バスがなくなってしまった事を相談すると、その中のおじちゃんが駅の近くのパチンコ屋に行くというので、乗せてもらえることになった。ホッ、助かった。</p>
<p>駅近くでおっちゃんに降ろしてもらい、また電車に乗り込む。電車の時刻表を見てみるが、高校のバスケ部で一緒だった、座高が１Ｍ以上あるＭ君が住んでいる大阪まではとてもじゃないが、今日のうちには着かない。まあまたどこかの交番にでも泊まればよいとその時は考えていた。</p>
<p>少し電車の中で寝ていると、外は既に真っ暗になっていた。広島を過ぎ、ある駅で降りてみる。よし。あったあった、交番。今日も交番に泊めてもらおう。
<blockquote>「すみません、学生で旅行している者なんですが、寝袋あるので今日泊めさせてもらえないでしょうか。」</blockquote>
<p>あれっ。反応が薄い。
<blockquote>「悪いね。そういう事はできないんだ。」</blockquote>
<p>あっさり、断られてしまった。うそ～。そんな。。。まずい事になってきた。もう夜も更けており、終電も近くなってきた。次の日には親父の単身赴任している、静岡に着いていたかったので、僕はその日泊まれるところを探しながら行けるところまで行くことにした。</p>
<p>電車は偏狭の地をどんどん進む。それにしても暗い。電灯があまり見当たらないのだ。時間が遅くなるとともに、泊まるとこがない事に不安が大きくなってきた。その時は、もう既に０時近くだった。</p>
<p>ふと電車からコンビニの光が目に入った。コンビニからあまり離れず電車もある駅で停車した。ここで降りるしかない。僕はそう思った。最悪、コンビニで何か暖かいものでも食べる事はできる。僕は意を決してその駅で電車を降りることにした。</p>
<p>残念ながらこの駅には交番はなかった。改札を出ると、そこには壁はないが、屋根がついているベンチスペースがあった。本当に最悪はそこで朝まで寝袋で耐えるしかないと思った。しかしそれは何としても避けたい。３月１３日の夜はまだとても寒かった。どうする。どうする。とりあえず腹を膨らませて、暖かくしようと電車から見えたコンビニへ行き、カップラーメン、パン、おにぎりをコンビニ前で食べた。もっとゆっくり食べて時間を少しでも稼げばよかったと後悔した程、僕はむさぼる様にカップラーメン、パンそしておにぎりを食べてしまった。</p>
<p>さあ、本当にどうしよう。コンビニ以外ほとんど光がない。とりあえず少し歩いてみると、何か事務所のようなところから灯りが漏れている。ふらふらと近寄ってみるとそこはタクシーの事務所だった。中には男が一人見える。それにその時の僕にはとても魅力的だったストーブという素晴らしい現代機器がその事務所に置いてあった。僕は外の寒さに耐え切れずその事務所に入っていった。
<blockquote>「すみません。学生で貧乏旅行していたのですが、電車が終わってしまい、泊まるところが見つからなくて。。。ここで少し暖まらせてもらってもいいですか。」</blockquote>
<p>中にいたのは３０代後半くらいのタクシードライバーだった。突然入ってきた僕に少し驚いた様子だったが、ニコッと笑い、
<blockquote>「そうか、そうか。この事務所２時までだけど、それまでならここにいていいよ。」</blockquote>
<p>快く僕が事務所にいる事をそのタクシードライバーは了承してくれた。お茶も出してくれ、僕は今回出た旅の話をした。詐欺に遭った話をした時は、
<blockquote>「もしだ。君がその詐欺に会わずに、すぐ先の目的地に進んでいたら、大きな事故に遭っていたかもしれないんだよ。プラス思考に考えなきゃな。」</blockquote>
<p>とそのタクシードライバーはニコっと笑いながら言ってくれた。確かに。僕は大阪で詐欺にあった次の日は、疲れとその詐欺のショックから立ち直る事ができずに、大阪に住んでいて、高校バスケ部で一緒だったＭ君の家でもう一泊させてもらい寝込んでいた。</p>
<p>当初の予定から１日旅のスケジュールが遅くなったのだ。九州に入ってからは良い人に出会える事ができご飯を食べさせてもらったり、家にも泊めさせてもらった。行きたい場所にも行くことができ、非常に充実した日々を過ごす事ができた。ヒッチハイクでの旅は、偶然その場所を通りがかった人に乗せてもらうのだから、もし詐欺に遭わず、Ｍ君の家で寝込んだ一日がなかったら、今回の旅は全く違っていたものになっていた事は間違いない。このタクシードライバーが言うように大きな事故に遭っていた可能性だってある。そうだ、プラスに考えよう。</p>
<p>事務所が閉まる２時が近づいてきた。僕はあと４時間くらいすれば電車も動くだろうから、駅の改札近くのベンチで何とか寒さを凌ぎながら日記でも書こうと腹をくくっていた。事務所を閉める用意をしながら、そのタクシードライバーは僕にこう言ってきた。
<blockquote>「電車が動くまで駅にいるのは大変だろう。となり駅の近くに漫画喫茶があるから、そこで朝までいればどうかな。その漫画喫茶までならタダで連れて行ってあげるよ。でも、そこまで連れていくには守ってもらいたい条件がある。」</blockquote>
<p>そう言うとタクシードライバーは少しまじめな顔になった。僕は黙って頷くと、
<blockquote>「事務所を閉めてから、君を漫画喫茶まで乗せて行く途中に、ある女の人を迎えに行く。実はそれは俺の不倫相手なんだ。それで、その彼女が乗ってきたら、ある話題は絶対に避けて欲しい。一つは家庭の話題、もう一つは子供の話題だ。そういった話をすると本当に雰囲気が悪くなるから、これだけは守ってくれ。まっ、普通にしてくれればいいからさ。」</blockquote>
<p>最後はまたニコっと笑い僕の肩をポンと叩いた。</p>
<p>事務所を出て、僕は車の後部座席に乗せてもらった。数分するとそのタクシードライバーは僕の方をちらっと見て、
<blockquote>「もうすぐ彼女を乗せるから。」</blockquote>
<p>と言って。タクシーはある所で止まった。僕は
<blockquote>「わかりました。」</blockquote>
<p>と頷きながら言ったが、少し緊張してきた。それと同時にどんな女の人なのか興味が沸いてきた。このタクシードライバーの人は大体３０代後半、ビジュアル的には普通だが、話が非常に面白い。相手の女の人は３０過ぎくらいの独身女性だろうか。何てことを想像していると、車の助手席のドアをコンコンと叩く音がした。ドアが開くと僕が見た感じでは２０代半ばから後半くらいの可愛らしい女の人が車に乗ってきた。いやいや、本当に綺麗で可愛らしい女の人だった。タクシードライバーが僕の事を紹介すると、優しく僕にも話しをかけてくれ、
<blockquote>「へ～、すごいねヒッチハイクで旅だなんて。」</blockquote>
<p>何て言われ少し照れてしまった。不倫中の二人は非常に自然に話しをしていた。何か不思議な気分だった。車内ではもちろん家庭の話題と、子供の話題は避けて話をした。本当にすごい現場を見てしまったものだ。社会勉強させて頂きました。</p>
<p>少し経って漫画喫茶の前で降ろしてもらった。お礼を言うと、不倫中の２人も笑顔で返してくれ、彼らは走り去っていった。</p>
<p>いやいや、助かった。何とか野宿をせずに済んだ。すごい現場に居合わせる事もできたし。</p>
<p>店に入ってみると間違って漫画喫茶ではなく、同じ建物のカラオケに入ってしまったが、もう面倒臭いのでカラオケＢｏｘの部屋に入る事にした。大荷物を持って、明らかにカラオケをしてないと店員もわかっているだろうが、そんな事には構っていられない。朝の７時まで９８０円。僕は店員の不振な顔には目もくれず部屋に入った。部屋を暗くして、寝袋を出して、横になる。どうせだから、少し歌ってやろう。僕はカラオケが結構好きだが、一人で歌ったのは始めてだった。疲れていたのもあったが、３曲目で飽きてしまい、すぐにやめて寝ることにした。カラオケ一人は寂しいもんだ。</p>
<p>こうして、何とかこの日も僕はも暖かい所で寝る事ができたのだった。

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   <title>３月１１日　九州一周取ったり！！</title>
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   <published>2007-04-01T05:47:50Z</published>
   <updated>2007-04-03T15:22:31Z</updated>
   
   <summary> Ｗさんは、旅をしてきて疲れているだろうと、わざわざ出勤を９時に遅らせてくれた。...</summary>
   <author>
      <name>まーぼー</name>
      
   </author>
         <category term="ヒッチハイクの旅 九州編" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://tabinikki.com/">
      <![CDATA[</p>
<p>Ｗさんは、旅をしてきて疲れているだろうと、わざわざ出勤を９時に遅らせてくれた。朝ごはんもご馳走になってしまった。車どおりの多いところまで連れて行ってくれ、Ｗさんとメールアドレスを交換しＷさんとはそこで別れた。本当に温厚な人だった。ご飯から寝床まで提供してもらい本当に助かった。</p>
<p>ヒッチハイクを再開すると、数分で一台の軽トラックが止まってくれ、中には僕の少し上の年齢くらいの兄ちゃんが乗っていた。長崎に荷物を運び、これから博多へ帰るという。これから帰る事務所を聞いてみると「箱崎」という駅の近くだという。ん？箱崎？そう九州に入り１日目に泊めさせてもらった、高校の同級生のＨ君の家の最寄駅は箱崎だ！何て運がいいのだろう。そこで、この兄ちゃんに箱崎駅近くの事務所まで乗せてもらう事にした。</p>
<p>この時、僕は旅をしてきてゴールが見えた時の嬉しさがこみ上げてきた。旅をしている時は、いつ帰れるのか？金は帰るまで足りるのか？今日泊まるところはあるのか？という不安が、頭の片隅にあるものだ。馴染みのない土地を旅していると誰でもそういう気持ちにはなるはずである。そして、何とか旅のゴールが見えた時は、いつも
<blockquote>「何とか帰ったな。」</blockquote>
<p>と不安が取り除かれる感覚を味わう。この時は初めての一人旅という事もあって、その不安が取り除かれていくという感覚は大きいものだった。
<blockquote>「無事帰れる。よかった。」</blockquote>
<p>とこれが、僕のこの時の正直な感想だった。</p>
<p>その軽トラックの兄ちゃんは、のりで有名な有明海岸沿いを走ってくれた。のりを取るための竹の棒が海にたくさん刺さっている。遠くの方の海を見ると、その竹で海が埋まっているように見え、海が白く見える程だ。九州の人たちはいい所を見せてくれようと、色々なところに連れて行ってくれ、サービス精神旺盛な感じがする。東知事の頑張りで九州の人たちが湧き上がっているのがわかる。地元を愛している人が九州には多いのだと僕は思う。</p>
<p>その兄ちゃんには一気に箱崎近くの事務所まで乗せてもらい、そこからは青看板を頼りに歩いて箱崎駅を目指す事にした。Ｈ君と連絡を取り、待ち合わせをした時間までは少し時間的に余裕があった。３０分程歩くと博多ラーメン屋があったので、そこで腹ごしらえをする事にした。ラーメンはまあまあの味だった。僕はあまり細麺が好きではないようだ。そこで、２時間程日記を書いたりして時間を潰した。途中、ラーメン屋のおばちゃんがタダでコーヒーを出してくれた。みんななんでこんなに親切なんだろう。本当にありがたい。</p>
<p>ラーメン屋を出て、２０分程歩くと箱崎の駅が見えてきた。ついに九州を一周したのだ。時間の関係とヒッチハイクで乗った人の目的地から、色々方向転換しながらも、何とか九州スタートラインの博多、箱崎に着く事ができた。Ｈ君の家の近くのドンキに歩いていく途中に神社があった。ここはＨ君と旅を始める時に安全祈願をした所だった。僕は今回の旅が今まで無事に出来たことを神社で報告をした。</p>
<p>ドンキに着くころにＨ君から連絡が入り、迎えに来てくれた。ちょっと汚い格好になっていた僕を見つけ、Ｈ君は
<blockquote>「よくやったな～。」</blockquote>
<p>と僕の肩をバンバン叩いた。Ｈ君と今まであった旅の話をしながら家に帰り。少し休んでから、Ｈ君の大学生御用達の定食屋で飯を食べた。ボリュームもあり味もなかなか。僕の大学の近くにもこんなのがあればよかったのにな。</p>
<p>飯を満腹に食べ、家に帰る。Ｈ君は僕が旅に出る前に言っていた、留学の手続きを済ませており、彼も大学生活への物足りなさを打開すべく、しっかりと行動を起こしていた。何かをしようとする時は、考えるだけじゃなく具体的行動を起こさないと何も進まない。その大事さをこの旅で学んだような気がする。</p>
<p>明日は朝８時に起きようとＨ君と約束し、その日は眠りについた。

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   <title>３月１０日　進む、進む。一日で五台の車を乗り継ぎ長崎へ。</title>
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   <id>tag:tabinikki.com,2007://1.13</id>
   
   <published>2007-01-07T06:19:28Z</published>
   <updated>2007-03-31T16:55:56Z</updated>
   
   <summary>パン作りを手伝おうと、８時に起きパン小屋に行ってみると、Oさんが朝からせっせとパ...</summary>
   <author>
      <name>まーぼー</name>
      
   </author>
         <category term="ヒッチハイクの旅 九州編" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://tabinikki.com/">
      <![CDATA[<p>パン作りを手伝おうと、８時に起きパン小屋に行ってみると、Oさんが朝からせっせとパンを作っていた。まず洗い物をして、焼きあがったパンをケースから取り出す作業、パンの包装などを手伝った。今日も熊本の方まで材料調達に行くとの事で、Oさんに乗せてもらう事にした。</p>
<p>２日も御世話になった、オーナーと元大工のおっちゃんに別れを告げ、OさんとH君の乗る車に乗った。熊本に着きOさんとH君とはここでお別れになった。
<blockquote>「また来なさい。」</blockquote>
<p>Oさんはポツリと言い、握手をしてくれた。それに続きOさんの後ろでH君は、
<blockquote>「こんな風に会ったのも、何かの縁だから。お互い頑張ろう。」</blockquote>
<p>と言ってきた。</p>
<p>前にも書いたが、Oさんはホームレスをしていた時期があり、流れ流れて阿蘇に着き、オーナーと出会い、元大工のおっちゃんも加わりログハウスを建てて、パン作りを始めた。僕はOさんの車にヒッチハイクで乗せてもらい、色々な経験ができた。Oさんが阿蘇に辿りつかなければ、僕はこの南阿蘇のログハウスを知ることがなかった。考えると不思議な事だ。</p>
<p>OさんとH君に礼を言い別れた。熊本城も見ようかと思っていたが、時間的余裕を考えると、先を急いだ方がいい事に気が付く。そこで、僕は熊本を素通りしてヒッチハイクをする事にした。今日は長崎まで行ってやる。</p>
<p>すぐにカップルの乗った車が乗せてくれた。昼ご飯にとサンドイッチとおにぎり、そしてポカリを買ってくれた。Oさんがくれたパンを一つそのカップルにあげた。そのカップルはそのパンを見て、南阿蘇は家が近いので今度買いに行ってみると言っていた。ちょっと、ログハウスの人達に恩返しができたかなと思ったりする。そのカップルには高速の料金所で降ろしてもらった。</p>
<p>続けて佐賀まで行こうとヒッチハイクを始めると、十分程で１台の出張帰りのおっちゃんが乗せてくれた。このおっちゃんとはなぜか生物学的な話で盛り上がり、気の合ったこのおっちゃんは、佐賀に行く途中で行きつけの札幌ラーメン屋で奢ってくれた。うんうん、美味しい。おっちゃんに長距離乗せてもらい、佐賀市内で降ろしてもらった。</p>
<p>今日はよく距離進んでいる。一休みという事で、降ろしてもらった道路に座り込み、さっきカップルからもらったサンドイッチをほうばる。何だか、恥じらいとかがなくなってきているような気がする。よく道端で立ちションするし。ヒッチハイクをしている時に、僕を見て笑っている若いやつらもいて、最初はむかついていたが、今や何ともなくなってきた。図太くなってきたのか。まっ、これも成長の一つだろう。いちいち細かい事を気にしていたら、こんな旅はできないし。</p>
<p>かなり満腹になり、長崎を目指しヒッチハイクを再開。十五分ほどすると、僕より少し年上に見える兄ちゃんが止まってくれた。その兄ちゃんは自衛隊に入っていて、今日は休みで佐賀の方に遊びに行って、その帰りだという。長崎の手前にある自衛隊の寮があるので、そこまで乗せてもらえる事になった。話を聞いてみると、その兄ちゃんは三月いっぱいで自衛隊をやめるという。自衛隊は公務員だから、頑張っている人間とあまりまじめにやってない人間でも給料は同じという事、そして、しょうもないやつが出世していくのに彼は嫌気が指してきてしまったと言っていた。まだ次の職は決めていないらしい。長崎自衛隊御用達の居酒屋が今日休みで、もし休みでなかったら、連れて行ってくれたらしい。残念。しかし、自衛隊が集まる居酒屋なんていったら、相当飲みまくるに違いない。ある意味助かったのかもしれない。</p>
<p>酒はそこそこ飲める。でも、一気で焼酎などを飲んでいくと、グルグル回ってきて、最後には喉に手を突っこみゲーゲー吐いて、フラフラで横たわり寝てしまう。本当に危ない飲み方だった。大学生時代、高校の時のバスケ部のメンバーでキャンプなどがあった時はこんな事になっていた。次の日の朝も原付に乗って帰る時、原付に乗りながら路上に吐いた事もあった。ああなると、もう酒は一生飲みたくないと思う。うっ、思い出しただけでも気持ちが悪い・・・。最近はそんな無茶をしなくなったが、やはり楽しく適量に飲むのが一番。アルコールは程々に。</p>
<p>その自衛隊の兄ちゃんには寮の近くの国道で降ろしてもらった。またヒッチハイクを始める。五分程で五十歳前後の夫婦が止まってくれた。その夫婦には子供がいて、僕のちょい上との事。その子の話や、親の気持ちなどを話してくれた。帰ったら少し親孝行でもしてあげるかと考えさせられる。</p>
<p>その夫婦には長崎で降ろしてもらった。もう暗くなってきている。今日はとりあえず、日本三大夜景の一つである、長崎の稲佐山公園展望台に行こうと思っていた。よく何台も乗り継いで長崎まで来たもんだ。</p>
<p>国道でビュンビュン車が走っている道だったので、後ろに車が止まれるスペースがある所でヒッチハイクを再開。暗くなってきているという事もあり、なかなか車は止まってくれない。２０分くらい粘っていると、一台の乗用車が止まってくれた。中には気の良さそうな、お兄さんが乗っていた。CDを買いに行った帰りで、僕が
<blockquote>「稲佐山公園展望台を目指しているんです。」</blockquote>
<p>と言うと、
<blockquote>「暇だから連れて行ってあげるよ。」</blockquote>
<p>と言ってくれた。ホントありがたい。この気の良さそうなお兄さんは名前をWさんといって、神奈川県に住んでいた事もあったらしく、標準語で話しかけてくれた。顔と雰囲気はELTのギターを弾いている人に似ている。ホントいい人という感じである。</p>
<p>稲佐山公園に着き、ロープウェーに乗り展望台へと登っていった。１千万ドルの夜景というらしい。この呼び方はよくわからんが、とにかく展望台から見る夜景は本当に綺麗だった。カップルが多かったが。これで、日本三大夜景の横浜、長崎の二つは見た。あと残すは函館だ。この年の夏に僕は北海道をヒッチハイクで廻るが、その時に函館の夜景も見ることができた。やろうと思ったら何だってできるもんだ。</p>
<p>夜景を見た後に、長崎名物の一口餃子のお店で、Wさんにご馳走になってしまった。うまい。普通の餃子の半分くらいの大きさで、パクパク食べれてしまう。ありがたや。</p>
<p>泊まるところも決めていない貧乏旅行をしていると言うと、家に泊めてもらえる事になった。ありがたや～、ありがたや～。Wさんは奥さんと最近離婚をして、今は一人暮らしには少し大きい部屋のマンションで一人暮らしをしていた。こんなに温厚な人の、どこが気に入らなかったのだろう。家に着き、南阿蘇のOさんにもらったパンを二人で食べた。これも美味しい。手作りのパンという感じでモチモチだった。Wさんも、
<blockquote>「こんなに美味しいパン久しぶりに食べた気がするよ。」</blockquote>
<p>と言ってくれ、あの南阿蘇のログハウスの人たちが褒められているのを聞くと嬉しくなった。</p>
<p>Wさんの趣味であるホームシアターで、Wさんお勧め映画であるリュック・ベッソン監督の『グランブルー』を見た。迫力満点で綺麗な海の映像が多いこの作品を僕も好きになった。これから好きな映画はと言われたら、
<blockquote>「色々あるけど、『グランブルー』とか良いよね。」</blockquote>
とか言ってみようと思った。ちょっと大人っぽくない？</p>
<p>映画を見終わって、また室内の温かい布団で寝ることができた。今日も多くのいい人達に出会った。
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   <title>３月９日　数え切れない星空を眺めての決意</title>
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   <published>2007-01-06T12:06:14Z</published>
   <updated>2007-03-31T15:36:04Z</updated>
   
   <summary>朝七時頃に起き、何か手伝おうと一階に下りると、元大工のおっちゃんが、 「ヤギか子...</summary>
   <author>
      <name>まーぼー</name>
      
   </author>
         <category term="ヒッチハイクの旅 九州編" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://tabinikki.com/">
      <![CDATA[<p>朝七時頃に起き、何か手伝おうと一階に下りると、元大工のおっちゃんが、
<blockquote>「ヤギか子供産んだぞ、見てみい。」</blockquote>
<p>と言った。庭に行ってみると二匹の子供が羊水と血がついた体でヤーヤーと鳴いている。しかし、なぜかそのうち一匹が小屋からでてしまっていて、親ヤギ（名をメリーという）は小屋の中にいる一匹だけの子ヤギしか、メリーは世話をしていなかった。このままでは真冬の阿蘇の寒さで子ヤギは死んでしまうだろう。元大工のおっちゃんは僕を見て、
<blockquote>「朝から仕事ができたぞ。」</blockquote>
<p>と小屋から出ている子ヤギを指差し言った。僕は子ヤギを風呂場へ運び、大工のおっちゃんと子ヤギをぬるま湯で洗った。子ヤギは本当に小さくピンク色でプヨプヨだ。首もまだ座っていない。こんなに小さく、何もできないのにこの子ヤギは息をして生きている。生きているという事が何か不思議だった。子ヤギを洗い終わり、子ヤギを返しに小屋に戻ると何とメリーはもう一匹赤ちゃんを産んでいた。聞くとヤギが３匹も子供を一気に産むことは少ないという。メリーのお腹は３匹の子ヤギ分ペッコリとへこみ、随分とぐったりとした様子だったが、後はメリーがちゃんと世話をしてくれるかに任せる事になった。</p>
<p>その後、僕はパン作りの手伝いをしようと思い、パン作り専用の小屋へと行くことにした。小屋に向かう途中ふと阿蘇の山を見てみると、外隣山の外側に霧がかかり、まるで阿蘇山が雲の上に浮いているようだ。それを見たH君は、
<blockquote>「山が動いてるみたいだ。」</blockquote>
<p>と詩人のようにポツリと呟いた。本当に中学生とは思えない渋い落ち着きを持った子だ。小屋の周りを見ると、鶏が離し飼いにしてある。何とものんびりした所だ。</p>
<p>パン小屋に行き、パン焼きの際に使用するケースを洗うのを手伝った。パン小屋にはOさんがパンを作るため作業をしていて、パンを焼き、発酵中のパンに霧吹きをかけたりと結構忙しそうにしていた。少しするとパン小屋にオーナーがやってきて、いきなりオーナーがOさんを怒り始めた。どうやら、普段は小庭さんがやっていないパン造りの工程をOさん一人でやってしまい、いくつかのパンを駄目にしてしまったようだった。Oさんは僕が見学しに行ったので、頑張っていいところを見せてくれようとしたのかもしれない。僕はパンを焼くときに使う容器洗いを手伝った。なかなか、こびりついたパンがとれなく大変だったが、少しでもお礼になればと思い一心不乱に容器を洗い続けた。</p>
<p>容器を洗い終わり、外に出てみると、ヤギ小屋で元大工のおっちゃんと、H君が何かをしていた。近寄ってみると、H君が僕に気がつき、
<blockquote>「メリーの赤ちゃんが３匹全部死んでしまった。」</blockquote>
<p>と言った。元大工のおっちゃんによると、メリーが生まれてきた子供の世話をあまりしなかったと言っていた。
<blockquote>「親がしっかりと世話をしなかったのだから仕方がない。」</blockquote>
<p>元大工のおっちゃんはポツリと呟いた。</p>
<p>僕とH君で３匹の羊の赤ちゃんの墓を作り埋めてあげた。埋めている間もH君は、
<blockquote>「かわいそうにな、せっかく生まれてきたのに。ごめんな。」</blockquote>
<p>と何度も羊の赤ちゃんに話しかけていた。</p>
<p>十一時頃になると、できたパンを町へと売りに行くというので、僕とH君とOさんでパンの営業に行った。軽トラックにできたパンを詰め込み、まずは会社の事務所など得意先を回る。小さい事務所のお姉さん達が買ってくれた。そして、町に出ると、籠にパンを入れ、公園などに来ている奥さん達に直接パンを売る。昼前という事もあって、パンの売れ行きは結構よかった。たまに冷たく断られる事もあったが、これまた面白い経験をした。</p>
<p>パンを売り終わり軽トラックに戻っていく途中、H君が
<blockquote>「タバコ吸う？」</blockquote>
<p>と言ってきた。タバコを吸わない僕は、普段ならこういう風に勧められるタバコは絶対に断っているが、なぜかこの日はH君からタバコを受け取った。吸ってみるが、案の定むせて全然美味しくも何ともない。</p>
<p>僕はタバコを吸わない。バスケをずっとしてきたという事もあるが、タバコを吸わない一番の理由は、タバコを吸う意味がないと思っているからだ。酒は酔って気持ちよくなり、楽しいので飲む。タバコは美味しくもなく、酔って楽しくなる訳でもないので吸わない。酒は飲む、タバコは吸わない。これは僕にとって非常に自然の事だった。</p>
<p>よくタバコを吸わないと言うと、
<blockquote>「へえ、まじめだねえ。」</blockquote>
<p>というやつがいるが、まじめどうのこうのは関係なく、自分にとって意味のない事をわざわざ金をかけてやる必要はないと思っているだけだ。</p>
<p>H君からもらったタバコを一応礼儀と思い、吸い終わり軽トラックに戻った。家に帰りがてら、ファミレスによって昼ごはんを食べる。これもパンを売るのを手伝ってもらったという事で、奢ってもらってしまった。ホント九州に入ってお金を使っていない。世話になりっぱなしだ。</p>
<p>家へ帰って少しベットで日記を書き、７時前に夜ご飯を食べ始めた。食事は少し質素な印象を受けた。あのパンを売って生計を立てているとの事で納得はいく。彼らの生活は余分の金がある生活ではなかった。しかし、彼らは楽しく活き活きと暮らしているように思えた。その夜も酒を飲みながら、それぞれのこれまで辿ってきた道を聞かせてもらった。それぞれ波乱万丈な人生を送ってきていた。色々な年代の違った道を歩んで来た人との話は新鮮だ。普通に学校の中だけで生活していては、同じ年代の、大体似た道を歩いてきた人と関わる事がほとんどである。似た仲間の中にいるのは心地が良い。でも、新鮮さにはやはり欠ける。今回の旅に出て僕は自分とは違う道を辿ってきた人たちと多く話ができている。それは確かに新鮮だった。</p>
<p>O君以外は酒を飲み、陽気にそれぞれの部屋に帰っていった。H君と僕はボーっとテレビを見ていると、
<blockquote>「すごい、星がきれいな所があるんだ。せっかくだから見に行く？」</blockquote>
<p>と言ってきた。玄関の何かを掴み、H君はなぜか、そろーっと家を出て行く。少し歩くと軽トラックが見えてきた。H君はその軽トラックのドアを玄関から持ってきた鍵で開けて、僕の方をニヤリとした顔で見て手招きする。
<blockquote>「じゃ、行こうか。」</blockquote>
<p>なんと、H君（１５才）がマニュアル車を運転をして、２０才の僕が助手席に座っている。さすが、元暴走族というだけあって、マニュアル車で真っ暗な坂道を見事に運転している。いやいや、何を関心してるんだ。</p>
<p>１０分ほど阿蘇の山道を走っていくと、灯りが何もなく、見晴らしのいい所に着いた。外に出ると今まで見たことのないくらいの星が空一面に散らばっている。
<blockquote>「すげえ・・・。」</blockquote>
</p>思わず僕は呟いてしまった。こんなの見た事がない。星の数がとにかく多い。神奈川で見るよりも何百倍もの多さかもしれない。星が多すぎて星座なんて判別できやしない。今まで国内外問わず色々な所に行ってきたが、この時の星空が一番綺麗で圧倒された。しばらく無言で星空を見ていた。少ししてH君が独り言のように話し始めた。
<blockquote>「俺はこの綺麗な自然の中で変わる事ができた。ここに来るまでは本当に好き放題してきた。親にも迷惑をかけていっぱい泣かせた。警察にも世話になる事もあったしね。本当に悪い事をしてきた。でも、今は変わった。来月中学を卒業して、福岡に戻っても絶対しっかりやっていく。」</blockquote>
<p>H君は自分に言い聞かせるように話していた。僕はH君を見て、笑顔で頷いた。</p>
<p>３０分ほど星を眺めてそーっと家へ帰り、ベットに入ると今日も僕は一瞬で眠りについた。２泊もさせてもらってしまった。明日は熊本、長崎に向かおう。

<p>羊が生まれた
<img alt="img012.jpg" src="http://tabinikki.com/img012.jpg" width="400" height="264" />

<p>右　Oさん、真ん中　オーナー、左　元大工のおっちゃん
<img alt="img011.jpg" src="http://tabinikki.com/img011.jpg" width="400" height="264" />

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   <title>３月８日　阿蘇で出会った元不良少年</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://tabinikki.com/mabo/hitchhike/post_8.html" />
   <id>tag:tabinikki.com,2007://1.9</id>
   
   <published>2007-01-02T04:34:04Z</published>
   <updated>2007-03-31T15:20:01Z</updated>
   
   <summary>朝起きると、おばちゃんが朝飯を作ってくれた上に、昼飯のおにぎりまで握ってくれてい...</summary>
   <author>
      <name>まーぼー</name>
      
   </author>
         <category term="ヒッチハイクの旅 九州編" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://tabinikki.com/">
      <![CDATA[<p>朝起きると、おばちゃんが朝飯を作ってくれた上に、昼飯のおにぎりまで握ってくれていた。これからの事も心配してくれているようだ。何度も阿蘇までの道を教えてくれたのだ。まるで本当のおばあちゃん、おじいちゃんのようだった。その後、僕はKさん夫婦に礼を言い家を出た。</p>
<p>ヒッチハイクのしやすい場所を探すため歩いている時、おばちゃんが作ってくれたおにぎりを入れたビニール袋にあるメモ用紙が入っている事に気がついた。そこにはこんな事が書かれていた。</p>
<p>
　　　　若い方に出会えて</p>
　　　　　今回はたのしいドライブが</p>
                                 出来ました。</p>
　　　　どうぞ九州の旅をたのしまれ</p>
　　　　　てください。くれぐれも大人</p>
　　　　　  にだまされないようにね。</p>

<p>僕が大阪で詐欺に遭った事を言ったからだろう。心配をかけてしまったようだ。帰ったら連絡をしよう。今回もいい人に出会った。</p>
<p>少し歩き車が止まりやすい場所を見つけ、僕はまたヒッチハイクを始めた。すぐに大型トラックが止まってくれた。乗っていたのは三十歳くらいの男前兄ちゃんで、いのしし狩りが趣味というさばさばした人だった。それがこの旅始まって以来始めての大型トラックだった。このトラックの男の人が言うには、トラックの運転中に仕事と関係のない人を乗せてはいけないという決まりが会社によってあるらしい。トラックは車高が高いので視野が違いいい気分だ。途中、日本一川までの高さが高い橋で止まってくれた。確かに、日本一というだけあって、橋の上から下を見るとクラクラする。写真をバシャバシャ撮ったが、後で見たらその高さが表現できていない。残念。</p>
<p>日本一。僕はこのセンテンスに弱い、日本一高い富士山、日本一の鍾乳洞秋吉台（この旅で僕は秋吉台へいく事になる）、さらには日本一まずいらーめん屋なんてのにもどうも惹かれてしまう。日本一と言われるものには確かにフム・・・と納得させられる事が多い。たまに最後に出した例のように、大した感動も与えてもらえない事もあるが。当たり、はずれがあるにせよ、行ってみる価値はあるというものだ。</p>
<p>トラックの男前兄ちゃんには阿蘇へ行く分かれ道の場所で降ろしてもらった。そこからまたいいヒッチハイクポイントを探すため少し歩いた。コツも大体掴めた。まずヒッチハイクポイントが重要。自分の後ろに車を止めるスペースがあるという事。車通りがそこまで激しくないところ。あとはドライバーと目が合ったら、決して目線をはずさない猛烈アピール。これに限る。私生活でもこんな猛烈アピールができればいいのになあ～・・・。まあそんな事はどうでもよい。</p>
<p>とにかくその目線を外さない猛烈アピールで、おじいちゃん、おばあちゃんの乗った車が止まってくれた。これまたドライブ中だという。車から見えるカルデラの中の湖、街、不思議な風景だ。阿蘇はどれだけの大きさの山だったのだろう。阿蘇カルデラになる前は富士山より高かったという説を聞いた事があるが、実際阿蘇を見てそれもまんざら理由のない嘘ではないと思った。山というのに見渡しの良い広々とした景色が続く。景色がよい所は毎回わざわざ車を止めてくれた。パラグライダーをしているグループがいる。いつかやってみたいもんだ（お金ができたらね）。</p>
<p>阿蘇の火口にも行ってくれた。おじいちゃん、おばちゃんはもうすでに火口は見た事があるので、途中まできてわざわざ待っていてくれた。火口からはブクブクと煙が立ち昇り、息を吸うとむせ返るほどの硫黄の臭いがする。ガスを吸わないようマフラーを口にあて、火口をジッと見てみる、なんと火口はエメラルド色で、綺麗な湖のようである。そして、外隣山の眺めは最高である。さすが世界一（今度は世界一である）のカルデラというだけはある。本当にスケールの大きさを感じる。阿蘇の火口を見終わった後、熊本に向かう国道で降ろしてもらった。このおじいちゃんとおばちゃんからはいなり寿司とバナナをもらってしまった。ほんと何から何まですんません。この旅、食べる物にはほとんど困っていない。ほとんど、誰かからご馳走になってしまっている。本当にみんな親切にしてくれる。さっそく、道路の横に座り、山道でもらったいなり寿司とバナナをほうばった。空気もいいし、景色のいい。たまに通る車に乗ってる人が僕を変な顔して見ていくのがちょっと気になったけど。</p>
<p>さて、またヒッチハイクを始める。五分足らずで一台のバンが止まってくれた。中には作業服を着ているおっちゃんが座っていた。名前をOさんという。話を聞くとOさんは他に２人のおじさんと住んでいて、手作りパンを作り生計をたて、登校拒否など事情がある子供をしばらく引き取り、大自然の中で人間関係の築き方を学びながら、更生していく場を提供していた。僕を見つけた時は、丁度熊本に手作りパンの材料を買いに行く途中だった。小庭さんが住んでいる所には僕が泊まる分の場所もあるという事で、この日はご迷惑になる事にした。パン粉を熊本まで買いに行った後、阿蘇の麓まで戻り、小庭さん達の家に着くと、そこには二件の立派なログハウスが建っていた。おまけに羊小屋まである。何とそのログハウスは全てが手作りで小庭さん達三人で土台から２年がかりで建てた家だった。僕が今まで見た事があるログハウスに比べるとかなり大きく、造りもしっかりしている。よくこんなものを作ったもんだ。</p>
<p>そこに住んでいるのは、オーナー、元大工のおっちゃん、Oさん、そして、中３の少年の四人だった。その中３の少年H君は明るい子で、１年前までは九州博多で暴走族に入って好き勝手やっていたらしかった。しかし、そんな生活じゃいけないと、彼自信の意思もあり、ここ阿蘇の麓に更生するためやってきたのだという。H君は中３というのに非常にしっかりとしていて、自分の意見をしっかり持っている子だった。まあ、この次の日の夜にさすが元暴走族という一面を見ることになるんだけど。</p>
<p>ログハウスに入り、みんなと共同の寝室の空いていたベッドを僕に貸してくれた。荷物を置き、リビングに下りると食事の用意をしていてくれ、みんなで語り合いながら飯を食べた。決して豪華な食事ではなかったが、僕が突然お世話になったので、みんなの分を分けてくれ、長い間話をしながら酒を飲んだ。オーナーはこういうお金に執着のない暮らしというのもいいものだという事を話してくれ、Oさんはここ阿蘇に住んでいる訳を話してくれた。Oさんは某企業の製造工場で働いていたが、会社をクビになり、ホームレス生活をしばらくして、流れ流れてここ九州阿蘇に着いた頃に丁度オーナーがログハウスを建てようとしていた時期だったという。そして、大工のおっちゃんも加わりログハウスを建て一緒に暮らし始めたのだそうだ。彼らの心奥底までは計る事はできないが、僕が見る事のできる範囲では幸せそうに見えた。僕が東京の大学に通う電車の中で、手すりに捕まりながらカックンカックン膝がなっているサラリーマンのハゲのおっさん達は見ていて悲しくなってくる・・・とこれは僕が学生の時の感想。今、僕は社会人三年目に入り、自分なりに懸命に働いている。電車の中の疲れたおっさん達を見ていて悲しくなってしまう事には、今も変わらない。だが、自分が働き始めて仕事の面白さ、くたくたになりながらも頑張っている何かを成し遂げて、認められた時の嬉しさを知った。そして、結婚をして妻と子を持ち、一生懸命働いている先輩達。それも悪くはないかもしれないと思うようにもなってきた。まあ僕は定期的な充電期間を入れていこうとは思っているけど。実際、社会人一年目というのに夏休み十日取って、一週間ベトナムに行ってきて、二年目の夏休みもミャンマーに行ってきた。３年目の今年はトルコにいこうと思っている。</p>
<p>これからも遊ぶところはきっちり遊んで、働く時はきっちり働くという切り替えのできるようになってやる。</p>
<p>飯を食べ終わり、素敵なおっさん達と中三のH君は僕を近くの温泉へ連れて行ってくれた。客も少なく、露天風呂には一人貸しきりで入る事ができ、後頭部を石に上にのせると、綺麗な星空が見える。本当にいい気分だ。</p>
<p>温泉を満喫し彼らとログハウスに帰り、ベットに入ると、この日も疲れていたのかすぐに眠る事ができた。</p>

<p>道路でもらったバナナといなり寿司を食らう。
<img alt="img008.jpg" src="http://tabinikki.com/img008.jpg" width="400" height="264" />

<p>阿蘇山にて。
<img alt="img010.jpg" src="http://tabinikki.com/img010.jpg" width="400" height="264" />
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   <title>３月７日　ある老夫婦との長距離ドライブ</title>
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   <id>tag:tabinikki.com,2007://1.8</id>
   
   <published>2007-01-02T04:21:54Z</published>
   <updated>2007-03-31T13:35:39Z</updated>
   
   <summary>交番の中の椅子の上で寝袋に入り一夜を明かした僕であったが、夜中も警官達が出入りし...</summary>
   <author>
      <name>まーぼー</name>
      
   </author>
         <category term="ヒッチハイクの旅 九州編" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://tabinikki.com/">
      <![CDATA[<p>交番の中の椅子の上で寝袋に入り一夜を明かした僕であったが、夜中も警官達が出入りしていた事もあり眠りは浅かった。しかし、交番の中は冬の外とは別世界の暖かさで、僕はぬくぬくと朝の七時まで寝させてもらう事ができた。先日大阪で二万円を詐欺師にあげてしまい、青春１８切符と今までの食費などの金を差し引くと、手持ちの金は３万円強。あと約一週間旅を続けるつもりだったので、できるだけ宿泊費などで金を使う事は避けたかった。宮崎駅の警官達のおかげで、僕は宿泊費をうかす事ができた。よかった。昨日宮崎駅周辺を長時間うろついた甲斐があった。僕は警官達にお礼を言うと、みんな笑顔で見送ってくれた。</p>
<p>交番を出て、大きくアクビをしながら顔をポリポリ掻くと、少し髭が伸びている。ヒッチハイクをするからには印象も大事だと思い、僕は宮崎駅のトイレで髭を剃った。それにしてもホント髭はうっとうしい。僕は少し髭が濃い。時々髭剃り負けなんかすると、なんかもう「イーッ！！」となってしまう。そう考えるといらない毛というのはいっぱいあると思う。ここもいらないし、あそこもいらない、特にあの毛はよく絡まってむかつくし・・・。まあこんな事を言っていると、話題が下の方にいってしまうのでここらでやめておこう。</p>
<p>髭を剃ってさっぱりし、気合を入れ、今日は日南海岸に寄りながら、桜島そして鹿児島を目指そうと思った。まずは海に出よう。駅に止まっていたタクシーの運ちゃん海への行き方を聞いていると、その横で誰かを待っていた青年も話しに加わってきた。タクシーの運ちゃんとその青年によるとここ宮崎から海に出るには３ｋｍもあるらしい。そんな事を話していると、その青年と待ち合わせしていた友達がそこに現われた。
<blockquote>「へえ、ヒッチハイクで九州廻ってるの。俺達これからどっか遊びに行こうと思ってたとこだから、途中までのせてあげようか？」</blockquote>
<p>そう青年二人が言うと、タクシーの運ちゃんが
<blockquote>「そうだな、青島あたりまで乗せてやんなよ。」</blockquote>
<p>このタクシーの運ちゃんと二人の青年はそこで始めて会ったらしく、知り合いでも何でもないようである。そんな人同士が実に自然に話している。僕にはこれがちょっと不思議に思えた。でもなぜかそんな青年とタクシーの運ちゃんとのやりとりを見て、この時少し良い気分になったことを覚えている。</p>
<p>結局、僕はこの青年二人の車で青島まで乗っけていってもらう事になった。ヒッチハイクをせずに、今日１台目の車に乗せてもらう事ができた。青島とはここ宮崎の有名観光名所の一つで、きれいな海岸線にある小さな島の事である。巨人軍の宮崎キャンプでは選手達が揃ってその島にある神社に参拝に来るらしい。二人の青年は僕と同じくらいの歳でここ宮崎にずっと住んでいて、幼馴染みの友達同士なのだという。二人の会話を聞いていると、二人の間には全く遠慮がなく、さばさばしていて言いたい事を言い合って、それでいて気が合っている。見ていて面白い。</p>
<p>僕も生まれてからずっと藤沢に住んでいて、地元の幼馴染みがいる。その幼馴染みといると、この宮崎の青年達と同じように、全く遠慮のない会話をしている。アホだの、ハゲだのという事を言い合ってはいるが、別にその言葉に意味はなく、怒りも湧いてこない。まだ蒙古斑の消えてない頃からお互いを知っているため、お互いのアホさを知り尽くしている仲だけはある。僕はこんな変な幼馴染みという仲がこれからも続いていけばいいと思う。まあこんな事を言うのは恥ずかしくて、その幼馴染み達には絶対言えないけど。</p>
<p>話を戻そう。その宮崎の青年二人と、東京の女の子と、九州の女の子どっちがカワイイかなんて事をワイワイ話しながら海岸線を走っていると、宮崎青年の一人が
<blockquote>「親戚の家が宇いろう作ってるから、ちょっと寄っていこうよ。」</blockquote>
<p>と言う。その親戚の家の前に車を止め、少し待っていると宮崎青年が一つ包みをを持って家から出てきた。僕のためにただで宇いろうをもらってきてくれたのだ。いや、彼のおごりで宇いろうを買ってきてくれたのかもしれない。
<blockquote>「腹減ったら食べな。」</blockquote>
<p>ニコニコしながら宮崎青年は僕に宇いろうを手渡してくれた。みんななんて優しいのだろう。僕は旅特有の胸の熱くなる感覚を感じていた。その青年達には青島の前で降ろしてもらった。
<blockquote>「宇いろうありがとう！」</blockquote>
<p>別れ際僕は大きな声でこう言い、彼らに手を振った。
<blockquote>「気をつけて旅しろよー！」</blockquote>
<p>助手席に乗っていた宮崎青年も僕に向かって手を振ってくれた。</p>
<p>青島の桟橋に立つ。風はかなり強いが、白い砂浜と青い海の美しさにおもわず笑みがこぼれた。本当に海の色が綺麗だ。湘南の海とはまるで違う。そして、砂浜より先には鬼の洗濯板と呼ばれている、波で侵食され、まさに洗濯板のような形の岩が広がっている。海岸線に岩があることなんてよくあるのに、こういった形のものを見るのは初めてだ。なぜここの地域の岩だけがこのような形になったのだろう。地球って不思議やね(非常に使い勝手のいい言葉)。島までは白い桟橋がかかっている。桟橋を渡っていると団体ツアー客のおばちゃん、おじちゃん達とすれ違う。</p>
<p>この団体ツアーのおじちゃん、おばちゃん達とは名所という名所で会うことができる。それは日本だけではなく、僕が行ったことのある外国でも会うことができた。唯一ラオスでは会うことがなかったかな。おじちゃん、おばちゃんが団体ツアーを楽しむのには賛成できる。彼らがこの大きなバックパックを背負って、貧乏な旅をする事はないとは思う。だが、団体ツアー客には若い人達も少なくなかった。これを見ると僕は少々げんなりしてしまう。ツアーでは知る事のできない事が多くあるのに、若いうちから団体ツアー旅行に浸かってしまって。もったいない。若い人には、言葉が通じなく、物事がうまく進まない外国こそ、団体ツアー旅行はしてほしくない。色々な苦労をして始めて気がつくことが絶対ある。それを感じることこそ旅の醍醐味なんじゃないのかと僕は思う。団体ツアー旅行ではなく、その土地土地の深い部分を見てほしい。</p>
<p>さて、桟橋を渡り青島に着くと、僕は砂浜に綺麗な貝殻がいっぱいあることに気がついた。貝殻を拾いたい欲求がどんどん大きくなり、僕は耐え切れず砂浜にあぐらをかいてドカっと座る。湘南の砂浜では見たことのないような形の貝殻がいっぱいある。そこで、僕はしばし貝殻収集に没頭してしまった。どれだけの時間そこで貝殻を拾っていたのだろう。こういう所の貝殻は持って帰ってはいけないのかなと思いながらも、小さめの綺麗な貝殻をビニールに入れ、自分のお土産にすることにした。その貝殻はというと今でも僕の部屋に飾ってある。ちゃんとこうやって使ってるんだから、持って帰っても文句はないっしょ。貝殻収集を終え、島の中を見て廻ると、奥の方に神社のようなものがあった。一応そこでも旅の安全を願って、五円玉を賽銭箱にいれた。砂浜にもどり、今度は横になってみた。空には雲ひとつない。いい日に海に来れた。少し日向ぼっこをしてから、僕は桟橋を渡り島を出た。この青島にこれだけ時間をかける人も珍しいかもしれない。まあほとんど貝殻収集で時間をくったのだが。</p>
<p>青島を見終わり、僕はまたヒッチハイクを始めた。ほんの五分ほどで優しそうな老夫婦の乗った車が止まってくれた。その老夫婦は今日たまたま日南を通って海を見ながらドライブをしていると言う。おばちゃんの日南海岸ガイドを聞きながら、いかにも南国っぽい木が道路わきに植えてあり、エメラルド色の海が見える道をしばらく走る。海の色は南に行けば行くほど鮮やかなエメラルド色に変わっていく。僕が桜島を目指していると言うと、一緒に行ってくれるというので、そのまま長距離ドライブの続きを楽しんだ。おじちゃんも明るい人だったが、おばちゃんはさらに明るい人で、話が途切れる事はなかったので、かなりの時間乗っていても退屈する事がなかった。名前をKさんという。</p>
<p>しばらくするとおばちゃんのガイドで桜島に着いた事がわかった。近くにほとんど木の生えていない山が見える。この山は御山というらしい。桜島の展望台のような所に着き、二人と一緒に車を降り周りの景色を見渡した。赤黒いゴツゴツとした岩石が一面に広がっていて、かれたススキがしょぼしょぼ生えている。まさに地獄のような風景とはこういうことを言うのだと思った。写真を何枚か撮り、車に戻ると
<blockquote>「今日泊まる所ないなら家に泊まっていきなさい。」</blockquote>
<p>と言ってくれたので、僕はその言葉に甘えることにした。Kさん夫婦の家は宮崎の北に位置している、日向という所だった。僕は今日の滞在地から時間的余裕も考え、鹿児島に行く事を諦め、次の目的地として阿蘇を目指す事を決めた。
<blockquote>「家のお風呂はすごいよ～。」</blockquote>
<p>おばちゃんがニコニコしている。家の風呂がすごいとはどういう事だろうかと僕も楽しみだった。合計で五、六時間は車に乗っただろうか。家の近くのスーパーに寄り、その後Kさんの家に着いた。立派な家である。おじちゃんと居間でくつろいでいると、おばちゃんが色々ご馳走を作ってくれた。楽しくビールや焼酎を飲みながら、美味しいご飯をたべた。本当に子供のように可愛がってくれる。お腹いっぱいご飯を食べると、その後は、噂のすごい風呂だ。このすごさというのが始めての体験だったが薪風呂だったのだ。浴室の隣の部屋に暖炉のような所があり、そこで薪を燃やす構造だった。僕も薪を入れるのを手伝わせてもらった後、風呂に入った。浴槽は綺麗で、僕の薪風呂のイメージとは違ったものだった。僕の中では薪風呂というのは古い感じの風呂(時代劇で出てくるような)だったが、ここは綺麗な薪風呂だったのだ。入ってみると尻の下からぽかぽか暖かい。薪風呂というのも気持ちいいもんだ。風呂から上がると二人共ニコニコしながら
<blockquote>「初めての薪風呂はどうだった？」</blockquote>
<p>と聞いてきたので、僕もニコニコしながら
<blockquote>「いや～、ほんと気持ちよかったですよ～。」</blockquote>
と言った。ニコニコする事で気持ちも明るくなり、どんどん元気になっていく。やはり人と話し、笑い合う事は大切だ。笑う事で健康になっているという実感がある。この老夫婦もこのような心のゆとりのおかげで健康を保っているのかもしれない。自然の中をドライブし、話をして、笑いあう。この二人は老後を笑いながら楽しんでいるという印象を受けた。こういうアクティブな生活をいつまでも続けたいものだ。二人がいつまでも健康でいてほしいと心から思う。この日は住所と電話番号を交換した後、暖かい布団で寝る事ができた。</p>

<p>日南海岸にて。
<img alt="img003.jpg" src="http://tabinikki.com/img003.jpg" width="400" height="264" />

<p>薪風呂を暖めている様子。
<img alt="img002.jpg" src="http://tabinikki.com/img002.jpg" width="400" height="264" />

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